ストラクチャスキャン
「簡単」「正確に」「非破壊で」。壁の中を一瞬で透視するコンクリート内部探査
RCレーダーによる鉄筋調査では、コンクリート内部の鉄筋の位置や深さ、電線配管の有無や位置を非破壊で調べることができます。弊社では、鉄筋・電線管はもとよりW筋・チドリ筋・空洞・ジャンカ等までサポートするマルチ探査機「ストラクチャスキャン」を用いることで、迅速かつ正確な調査を行うことが可能です。
多重反射波の少ない高性能フィルタ搭載
地中レーダー世界シェアNo.1・GSSI社との共同開発によって最高水準の高性能アンテナフィルタを搭載。密集配筋やW筋の判別を難しくする多重反射波を低減させ、高い分解能を得ることに成功しています。これにより、鉄筋・電線管だけでなく、W筋・チドリ筋・空洞・ジャンカの探査も可能となっています。
複雑な配筋や配管も分かりやすい3D可視化・山形波形の●表示変換
探査困難なCD管や電配管、斜めの配管も明瞭表示します。免許不要・人体無害で片面測定可能。従来機に比べて3D探査時間も短いためスピーディな施工を実現します。また、山形波形のターゲット補足画像表示によって正確な判定が可能です。
自動深度・感度補正機能
正確な比誘電率が分からない場合でも、自動で正確なかぶり厚を算出、含水率の影響がない優れた精度で深度を補正します。また、感度補正により理想的な探査画像を得ることが可能です。
密集配筋や配管も探査可能!高密度モード
1600MHzパルスを採用し、探査距離1cmあたり4scan(測定)の高密度探査が可能。高深度で正確に探査を行えます。
常に最新機。無料バージョンアップサポート
世界初、ソフトウェア・ハードウェア両方の無料バージョンアップが可能な探査機です。「常に最新機」をコンセプトにしており、これまでには400回以上に及ぶバージョンアップが行われています。日々更新される新しい探査技術を用いることができるため、常に正確・迅速な調査を行うことが可能です。
橋梁調査
作業場所の状況に合わせて、高所作業車、BT(橋梁点検車・ブリッジチェッカー)等を用いて、当社で有資格者の操作により調査を行えます。橋梁調査・定期点検は、道路橋の最新の状態を把握するとともに、次回の定期検査までの措置の必要性の判断を行う上で、必要な情報を得るために行い、鉄筋探査報告書(2D・3D)を作成します。また、鉄筋探査と同時にコンクリートコア採取・はつり調査かぶり厚さ測定作業も同時に行えます。
その他利用例
トンネル内路面化空洞調査、トンネル覆工コンクリート厚・背面空洞調査での利用例
橋梁裏面からの鉄筋調査での利用例
アスファルト厚調査・砕石層調査・地下埋設物の確認調査での利用例
コンクリート剥離(空隙)・タイル浮き探査での利用例
ブロック塀探査での利用例
調査について
電磁波を送信し、その反射波から鉄筋の位置と深さを特定
RC(電磁波)レーダー調査は、コンクリート構造物内の鉄筋・空洞等の深さや有無、位置を非破壊で調べることができる方法です。調査後の作業が安心して行えるため様々な分野で使用されており、X線撮影ができない箇所にも威力を発揮します。
当社で使用している探査機「ストラクチャスキャン」は、世界25カ国以上で使用されており、原子力発電所・鉄道・通信・高速道路の探査や改修・耐震補強など様々なシーンで採用されています。
探査手順
(1)事前準備 (※ 調査前までに以下の項目を確認、決定して下さい)
- 調査予定位置はボードや2重床になっていない、平らな床または壁、柱、梁面であること。できれば調査箇所に墨出ししておく。
- 電源は不要、立入り禁止区域などもなし、調査位置によっては足場や脚立が必要。
(2)探査の実施
- 調査コンクリート面をRCレーダーでスキャンし、鉄筋位置その他埋設管の位置を確認、同時にその深度(かぶり厚)を見る。
- 必要に応じ、その場にケガキ、墨出し等して鉄筋の位置、深度を明記する。あるいは結果をプリントアウトして報告書を作成する。